皆さんはDeFiと仮想通貨の違いについてしっかりと説明できますか?
DeFiも仮想通貨も、つい最近話題になり始めているものでちゃんと理解できている人は少ないです。
そのため、DeFiや仮想通貨に着手できていない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、DeFiと仮想通貨の違いについて解説していきます。
もくじ
DeFiと仮想通貨の違いは?
では、DeFiと仮想通貨の違いについて見ていきます。
詳しい違いについてはこのようになっています。
- 仮想通貨:ブロックチェーン上で運用される分散型デジタル通貨
- DeFi:パブリックブロックチェーン上で構築されている金融サービス
仮想通貨はその名の通り「通貨」であり、DeFiは「金融サービス」となりますので全く別物になります。
メタバースやNFTなどと混ざって登場したので解釈が難しくなりがちですが、このような違いがあるのです。
DeFiの仕組みは?
仮想通貨との違いが分かったところで、詳しいDeFiの仕組みについて見ていきます。
DeFiは、
- 仮想通貨
- スマートコントラクト
を活用して金融サービスを提供していますので、保証人や仲介人が必要ありません。
一般的な銀行であれば仲介人が必要になりますが、DeFiにはそれがないのです。
DeFiはどうして誕生した?
分散型金融という概念であるDeFiはどのようにして誕生したのでしょうか。
DeFiは、元プログラマーの起業家であるVitalik Buterin氏が開発しました。
19歳のころにホワイトペーパーを執筆し、プログラミング言語を多数活用してDeFiを誕生させたといわれています。
Twitterもありますので是非見てみてください。
DeFiのメリット・デメリットは?
DeFiが誕生してから、組織の仕組みがガラッと変わるなど様々な変化を世界中にもたらしてきました。
一見するとメリットしかないように見えるDeFiですが、デメリットもあります。
ではDeFiのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
まずはDeFiのメリットです。
手数料が安い
DeFiは金融機関のような中央集権型ではありませんので、手数料が安くなる傾向にあります。
例えば、銀行。
銀行では様々な人が働いており、間に入る人が多くいますのでその分手数料が高くなってしまいます。
しかし、DeFiには間に入る人がいませんので手数料は金融機関よりも安くなります。
地域に関係なく利用が可能
DeFiは銀行口座の開設のような審査がありません。
また、地域に関係なくDeFiを利用することができますので銀行が無いような国でもDeFiを使うことができるようになっています。
従来の金融サービスが必要なくなる時代も近いかもしれません。
仲介者が必要ない
DeFiではユーザー同士が直接、金融商品のやり取りをすることができます。
今までは仲介人が入り、サービスの質向上を図っていました。
しかしDeFiでは、ユーザー同士がやり取りをしますのでユーザー同士がDeFiの質を上げていくことが必要になります。
デメリット
続いては、DeFiのデメリットを見ていきましょう。
ユーザーが責任を負う
DeFiは仲介人がいませんので、ユーザー同士が責任を負う必要があります。
例えば、DeFiのシステム障害で取引がうまくいかなかったとしても誰も責任を負うことができません。
当事者同士、責任を負う必要がありますのでトラブルのもとになりがちです。
バブル崩壊リスク
DeFiは現在、暗号資産業界で大注目されているワードです。
一気に注目を集めるとバブルになりやすいのですが、そのままバブルが崩壊していくことも考えられるでしょう。
特に、DeFiには実績がありませんのでバブル崩壊は時間の問題です。
DeFiを使って実現されるサービス2選!
DeFiが誕生して、新しく誕生したサービスがいくつかあります。
特に、世界的に有名になったDeFiを使って実現されるサービスは2つあります。
Maker
まずはMakerです。
Makerとは、イーサリアムを担保にステーブルコインを発行し保有することができるサービスです。
一般的な銀行口座を開設できない人へ向けたサービスとなっており、Makerを使っているユーザー同士で金融のやり取りをすることができます。
Compound
次はCompoundです。
Compoundはネット上で自由にやり取りをすることができる仮想通貨専用の銀行です。
仲介自体をプロトコルとして定義して、ユーザーへ仮想通貨レートを表示させることができるようになっています。
まとめ
今回はDeFiと仮想通貨の違いについて見ていきました。
- 仮想通貨:ブロックチェーン上で運用される分散型デジタル通貨
- DeFi:パブリックブロックチェーン上で構築されている金融サービス
このような違いがありますので、是非覚えておいてください。