Bybit(バイビット)は法人口座を開設できる？間違い防止の注意点も解説

Bybitで法人口座を開設したいけど対応しているか知りたい、Bybitで法人口座を開設する時に気をつける点もあるのか、失敗したくないのですべて教えてほしい。

そんな方のために、本記事では

• Bybitは法人口座を開設できる？
• Bybitで法人口座を開設する方法
• Bybitで法人口座を開設するメリットデメリット
• Bybitで法人口座を開設際の注意点やよくある質問

上記について解説していきます。

本記事を読み終えればBybitで法人口座を作る方法がわかり、税金面や法人の手続きなどで失敗をせずに登録できます。

晴間はる

Bybitで法人口座を作成すると税金面でメリットが大きいですが、法人ならではの注意点も存在するので、ぜひ最後までお読みください！

Bybit(バイビット)は法人口座を開設できる？

結論からいえば、Bybitは法人口座を開設できます。手順も特に複雑ではなく、個人口座を同じように開設できるため、法人で仮想通貨取引を行おうと考えている方は開設しておくべきでしょう。

世界的に大規模な取引所はインフルエンサーをはじめ、仮想通貨取引で大きな利益を獲得しているトレーダーも基本的に海外取引所を利用しています。

理由は、手数料や取扱通貨数を考えた際に国内取引所と比べて圧倒的な差があり、海外取引所を利用した方が明らかにお得だからです。

晴間はる

日本円に出金する際にはどちらにせよ国内取引所が必要になるけれど、取引手数料やスプレッドなどを比べた時に国内取引所は高すぎる…

このあたりは「Bybit(バイビット)は安全？危ない？国内取引所より優秀な理由まとめ」でまとめています。

ただし、法人口座をBybitで開設してよいかの判断は管轄の税務署によって判断されます。

そのため、開設と同時に担当の税務署や税理士に確認を取っておきましょう。

法人と個人の税制比較

仮想通貨取引をする際、法人口座と個人口座でどのような税制の違いがあるのでしょうか。

まず、前提として個人用口座は雑所得に分類され、税率に累進課税制度が適用されています。

累進課税制度の税率は下記の通りです。

個人口座だと所得だけで最大45％の税金がかかり、＋で10％の住民税がかかります。

仮想通貨取引で得た利益の半分以上を納める必要があるので、個人で仮想通貨取引を行うには少し高いです。

しかし、法人口座であれば「事業規模に応じて最大でも23.2％までの税率」しかかかりません。

• 個人口座：最大45％
• 法人口座：最大23.2％

2倍の差があるので、税金を考えると法人で仮想通貨取引をした方が自分の下に残る利益が倍増えます。

一目見てわかるように、10,000,000円以上の差が出てきます。それに加え、法人口座であれば経費や他の事業との損益通算ができるため、法人の方がお得です。

晴間はる

利益5,000万、出したい…！

Bybit(バイビット)で法人口座を開設する方法

Bybitで法人口座を開設する手順は下記の3ステップのみです。

1. Bybit公式サイトへアクセスして登録をする
2. Bybitにログイン後、法人記名に切り替える
3. 法人確認をする

1つずつ解説していきます。

①Bybit公式サイトへアクセスして登録をする

まずはBybit公式サイトへアクセスして登録をしましょう。

Bybitの登録は下記2つを登録するだけです。

• メールアドレス
• パスワード

最後に「利用規約」に同意のチェックを入れ、「続ける」をクリックします。

すると、登録したメールアドレス宛に認証メールが届くので、メールに記載されているURLを開いてメール認証を完了させます。

これでBybitの口座開設は終了です。

晴間はる

あれ？法人口座じゃない…？と思うかもしれないけれど、それは次から紹介する手続きで変更するよ！

関連

海外取引所が未経験でもBybitの口座開設する方法｜簡単3ステップ

②Bybitにログイン後、法人記名に切り替える

口座開設をしただけでは個人口座のままなので、法人口座に切り替え設定します。

Bybitへログイン後、画面右上にあるアカウント＆セキュリティをクリックしましょう。

「ニックネーム」の右側にある設定をクリックし、「法人名」を入力します。

最後に保存をクリックして、法人口座への切り替えは完了です。

③法人確認を行う

最後に、法人確認を行います。

下記のメールアドレスに必要書類のコピーを添付して送信するだけで終了です。

メールアドレス：compliance@bybit.com

※実質的支配者：法人の代表者(代表取締役など)

Bybitの法人口座を開設する手順は完了です。

Bybit(バイビット)で法人口座を開設するメリット

Bybitで法人口座を開設するメリットは下記の6つです。

• 所得金額によっては税率が2倍以上安くなる
• 経費に落とせる金額が増える
• 過去の損失を最大10年まで繰越計上できる
• 所得分散による節税ができる
• 他の事業と損益通算が可能になる
• 他の取引所と比べて利益を残して取引できる

1つずつ解説していきます。

所得金額によっては税率が2倍以上安くなる

先述したように、仮想通貨取引で得た所得によっては税率が2倍以上安くなります。

• 個人口座：最大45％
• 法人口座：最大23.2％

仮に仮想通貨取引で年間4,000万円以上の利益を獲得すると、1,000万円以上税金が安くなるため、仮想通貨取引を頻繁に行う方は法人化しておくべきでしょう。

経費に落とせる金額が増える

法人にすると個人では経費にできない経費が増えます。具体的には下記のような費用を経費に計上できるでしょう。

• 事務所の家賃(全額)
• 備品の購入費用(全額)
• 福利厚生費
• 社会保険料
• 退職金積立(控除も可能)
• 自分への給与
• 役員報酬の給与

経費にできるか悩ましいものがある場合は、管轄の税務署に確認しておきましょう。

法人口座にするだけで所得税率の低下と経費の金額を増やせるので、個人に比べて節税効果は大きくなります。

過去の損失を最大10年まで繰越計上できる

法人口座で仮想通貨取引をすると、損失が発生した場合に過去10年を遡って損失の繰越計上ができます。

損失の繰越計上をすると、過去に納めすぎた税金を還付として返してもらえ、資金が増えます。

これは仮想通貨取引だけでなくすべての事業で行える制度ですが、仮想塚取引は損失が発生しやすいのと、発生する損失額も大きいため、他の事業より還付できる金額が多いでしょう。

個人口座では損失の繰越計上はできないため、法人特有のメリットです。

所得分散による節税ができる

法人にすると家族や身内を役員に入れて役員報酬を給与として支払うことができます。

役員報酬で支払った給与は経費として計上できるため、節税できる金額が増えます。

役員報酬と税金の関係性などは税理士の方に聞いておくのが安心なので、確認しておきましょう。

晴間はる

もちろん、名義だけじゃなく明確に業務をやってもらうことが必須！

他の事業と損益通算が可能になる

法人口座で発生した仮想塚取引の利益はすべて事業所得となり、他の事業で発生した損失や収入と損益通算ができます。

例えば仮想通貨取引で5,000万円の利益が出た場合、かかる所得税は11,600,000円になります。

これだけでは税金が重たいですが、違う事業で損失が発生した場合は仮想通貨取引の利益と損益通算ができ、税金が軽くなるのです。

仮想通貨取引のために他の事業で損失を出すのはナンセンスですが、単純に節税方法が個人より1つ増えるため、法人のメリットは大きいでしょう。

他の取引所よりも利益を残して取引できる

Bybitを他の取引所と比べて表にしました。

Bybitは他の取引所と比べても全体的な手数料が安いので、大きな金額を扱う法人口座ではBybitが適しています。

Bybit(バイビット)で法人口座を開設するデメリット

Bybitで法人口座を開設するデメリットは、赤字でも最低約7万円の法人税を納付しなければならないことです。

仮想通貨取引だからではなく、日本の法人は赤字でも約7万円の法人税を納める必要があります。

仮想通貨取引で発生した損失に比べれば7万円は少なく感じますが、個人口座だと7万円を支払う必要がないので、法人特有のデメリットです。

晴間はる

赤字になるくらい仮想通貨取引で儲からないなら法人化する必要もないし、大きなデメリットにはならないかも！

Bybit(バイビット)で法人口座を開設する際の注意点

Bybitで法人口座を開設する際の注意点は下記の4つです。

• 入出金を法人名で行う必要がある
• 管轄の税務署に利用できるか確認する
• 個人用と法人用で分けておかないと混ざる

1つずつ解説していきます。

入出金を法人名で行う必要がある

Bybitで法人口座を利用する際は、入出金を法人名で行う必要があります。

法人名は口座開設する際に設定した「ユーザーネーム」と一致するように入力しましょう。

Bybitでの入金手段は仮想通貨入金が一般的になり、入金方法は下記の記事で解説しています。

関連

たった10分でコインチェックからBybitへ送金する方法【スマホで完結】

Bybitから他の取引所へ出金を行いたい際は、下記の記事を参考にしてください。

関連

Bybitの出金方法を簡単3ステップで解説【最新版】

管轄の税務署に利用できるか確認する

Bybitで法人口座を利用して大丈夫か最終的な判断をするのは税務署の方々です。

そのため、法人口座の利用に関してはBybitに問い合わせるのではなく、税務署に確認しましょう。

利用して大丈夫な場合の節税方法や税金面の方も1度確認しておくべきなので、どちらにせよ税務署への確認は必須になります。

個人用と法人用で分けておかないと混ざる【対策法アリ】

法人口座だけでなく、すでに個人口座を開設している場合は、仮想通貨取引をする際に口座管理ができなく混ざってしまう場合があります。

口座を間違えると入出金がうまくいかなかったり、トレード用資金の管理ができなかったりなど、さまざまな不都合が発生します。

口座管理をしておくには、複数アカウントをうまく活用するとよいでしょう。

関連

Bybitで複数アカウントを作成するとトレードが強くなる【便利】

Bybit(バイビット)で法人口座を開設する際によくある質問

Bybitで法人口座を開設する際によくある質問をまとめました。

Q

Bybitの法人口座はKYC(本人確認)が必要？

A

Bybitの法人口座は本人確認が必要ではありません。Bybitは本人確認をしなくても仮想通貨取引を行えるので、手間がかからず便利です。

ただ、本人確認をすると1度に出金できる金額が増え、クレジットカード入金が可能になります。

これらの要素を利用したい方は、本人確認を済ませておくとよいでしょう。

また、法人口座の開設にはBybitのメールアドレス宛に法人確認を行う必要があるため、必ず行いましょう。

関連

海外取引所が未経験でもBybitの口座開設する方法｜簡単3ステップ

Q

Bybitの法人口座は株式会社でないとダメ？

A

法人口座の開設は株式会社でなくてもOKです。

• 株式会社
• 有限会社
• 合同会社

上記3つであれば法人口座を開設できます。

Q

仮想通貨の税率は個人と法人ではどれくらい違う？

A

仮想通貨の税率は、個人と法人で下記の違いがあります。

• 個人口座：最大所得45％
• 法人口座：最大所得23.2％

2倍以上の差があるので、仮想通貨取引で一定の利益を出している方は法人口座にしておくと自分に入る利益が増えます。

個人の仮想通貨取引の税率は累進課税制度が適用されており、所得金額が4,000万円を超えると45％＋住民税10％がかかるので、その他経費などを考えても法人の方がお得です。

Q

Bybitは法人口座を開設する審査はある？

A

Bybitは法人口座を開設する際の正式な審査はないですが、法人口座の確認をするために下記2つの項目を見ているようです。

• 法人口座の管理者が法人の実質的支配者(代表者)か
• Bybitへの入出金や送金など、資金の流れが法人からの資金か

Bybitで法人口座を開設する際は、必ず口座の管理者が法人の実質的支配者であること、資金の流れを法人からの資金で行うことが条件になります。

Bybit(バイビット)の法人口座まとめ

Bybitは個人口座と同じように法人口座を開設でき、仮想通貨取引を始められる取引所です。

Bybitは手数料が業界トップクラスに安く、セキュリティにも定評があるポテンシャルの高い取引所と言えます。

本記事のおさらいをすると、Bybitで法人口座を開設する手順は下記の3ステップです。

1. Bybit公式サイトへアクセスして登録をする
2. Bybitにログイン後、法人記名に切り替える
3. 法人確認をする

晴間はる

法人での仮想通貨取引を考えていた方は、この機会にBybitで口座開設してみよう！

関連

Bybit(バイビット)の使い方を初心者向けに完全ガイド【教科書】

また、Bybitで仮想通貨取引をするにあたって欠かせないサービスがあります。Coinbackというサービスで、Bybitで発生した取引手数料の30％をキャッシュバックしてくれるのです。

Bybitと公式提携しているため、安全性も保証されているサービスです。法人規模で仮想通貨取引を行う際は登録しておかないと損なので、サクッと済ませておきましょう。

関連

CoinBackを登録して効率的にキャッシュバックする方法【驚異の30％】