ソーシャルVRサービス「VRChat」。好きなアバターの姿になってVRの世界に入り、世界中の人と話したり、ゲームをして遊んだり、イベントに参加して楽しんだりすることができる、日本でも人気のサービスです。
そんなVRChatでは、写真や動画を撮影して記録することも可能。
自分好みの姿になれることもあってか、リアルではあまり写真を撮らないという人も含めて自撮りをして楽しんでいる光景が見られます。
そこで本記事では、まだVRChatを初めて間もない人向けに、VRChatで写真や動画を撮る方法を紹介していきます。
晴間はる
カメラを使った自撮りや録画機能の方法を解説していくね!
もくじ
VRChatのカメラ機能を使って写真を撮る方法
VRChatには「カメラ」機能が搭載されており、VR空間で目の前の風景や人を撮影して記録することができます。
撮影したデータは、正確には「スクリーンショット」として保存されますが、本記事では「写真」という表現に統一して説明します。
晴間はる
実際に画角や距離を調整しながらシャッターを切るから、気分的には「写真」って言ったほうがピンとくるんだよね!
カメラ機能でスクショ(写真)を撮る手順
それでは、写真を撮影する方法について順を追って確認していきましょう。
- STEP
メニュー画面を開いて「Camera」を選択
- STEP
続けて「Photo Camera」を選択
- STEP
現れたカメラを、トリガーを引いて手に持つ
- STEP
カメラを被写体に向けて、トリガーを引いてシャッターを切る
- STEP
保存先フォルダを開いて、写真が撮れているか確認する
撮影した写真はどこに保存されている?
VRChatで撮影した写真がどこに保存されているか迷う方も多いです。先程の流れのなかでも紹介していますが、改めて写真の保存場所について説明します。
ピクチャ>VRChatというフォルダに保存されており、こちらのフォルダは自動で作られます。
VRChatで自撮りをするにはどうしたらいいの?
VRChatで写真を撮るのは、最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
手に持って動かすだけでも、ある程度は角度や距離の調整ができますので遊びに行ったワールドでたくさん写真を撮ってみましょう。
カメラの扱いに慣れてきたら覚えたいのが、カメラのモードを切り替えて「自撮り」をする方法。
すべての機能を覚える必要はありませんが、知っておくと撮影の幅が広がります。
晴間はる
ここでは、2つの方法で自撮りのやり方を紹介するよ!
① 「Cycle Movement Behaviour」で自撮りモードにする
最も手軽なのが、カメラの「Cycle Movement Behaviour」を切り替える方法。
ここで操作するのは、カメラ端末の左中央にあるオレンジ色のアイコンです。デフォルトだとカメラマークのアイコンになっていますが、こちらを選択してトリガーを引くと、別の2つのモードに切り替えることができます。
- Steady Cam:手振れ補正モード(揺れる風景のアイコン)
- Look at Me:自撮りモード(両目のアイコン)
自撮りモードである「Look at Me」に変えると、カメラのレンズが常に自分のほうを向くようになります。移動しても自動で追尾してくれるため、自撮りに最適です。
② 「Cycle Movement Space」でカメラの位置を固定する
もうひとつ、「Cycle Movement Space」でカメラの位置を固定することで、自分の姿を写真に収めて撮影する方法もあります。
というのも、先ほどの自撮りモードは便利ですが、実はあまり小回りがききません。
そこで覚えておきたいのが、カメラ端末の左上にある黄色のアイコン。
これはCycle Movement Spaceという、レンズの配置を操作できる機能です。アイコンを選択してトリガーを引くと、以下の2つのモードに切り替わります。
- Player Space:レンズと自分の位置関係を固定する(人にカメラが向いているアイコン)
- World Space:レンズをワールドに固定する(球体のアイコン)
特に複数人での記念撮影やワールドを背景に全身を映して撮る際には、「World Space」モードが役に立ちます。
通常は自分が移動するとカメラも自動で追いかけてきますが、World Spaceモードを使えばカメラをその場に「置く(固定する)」ことが可能になります。
レンズを固定したい場所にカメラを移動させ、その状態でトリガーを引いてWorld Spaceにすると、自分が移動してもレンズがついてこなくなるわけです。
晴間はる
つまりWorld Spaceは、カメラの「三脚」の役割を果たしてくれるんだね!
補足:セルフタイマー撮影は紫色のアイコンで!
VRChatのカメラは遠くに固定した状態でも手元でシャッターを切れますが、「タイマーがあったほうがポーズを決めやすい」という場面もあるかと思います。
そんなときは、カメラ端末の右下にある紫色のアイコン、「Timer [5s]」を使えばセルフタイマー撮影ができます。
こちらは特に難しい操作も設定もなく、トリガーを引くと、5秒カウントしたあとにシャッターが切られるというシンプルな機能です。
大勢での撮影の際などに、World Spaceとあわせて活用しましょう。
VRChatで動画を撮影するには?
最後に、VRChatで動画を撮る方法について紹介します。
残念ながらVRChatのカメラに動画撮影機能はありませんので、パソコンに表示されている映像を画面録画する形です。
- Windows10に標準搭載されている「ゲームバー」でキャプチャする
- OBSなどのソフトウェアを使って録画する
Windows10に搭載されている「ゲームバー」機能は、【Win+G】のショートカットキーで起動。
キャプチャ→録画を開始の順に選択すると録画が開始されますので、VRChatの画面を表示した状態で画面キャプチャを行いましょう。
録画をするときは「Stream Camera」がおすすめ!
ゲームバーにせよ録画ソフトにせよ、基本的には画面録画をするだけですので、VRChat上で特別な操作は必要ありません。
ただし、ひとつだけ注意点があります。モニターに表示されるVRChatの映像を、どの視点から見える映像にするかという問題です。
というのも、デフォルトの状態でVRゴーグルをかぶってVRChatをプレイしているとき、パソコンの画面には「自分のアバターから見た景色」が表示されています。
晴間はる
FPSゲームと同じ、いわゆる一人称視点ってやつだね!
一方で、パソコンの画面に映る映像を自分の一人称視点ではなく、VRChatのカメラに映っている映像に変更することもできます。
やり方は簡単で、メニュー画面からカメラを開く際に「Photo Camera」ではなく「Stream Camera」を選ぶだけです。
すると、パソコンの画面には一人称視点の映像ではなく、カメラのレンズを通して見える景色が表示されるようになります。
さらにCycle Movement Spaceでレンズをワールドに固定すれば、自分の姿を映しながら録画することも可能です。
イメージとしては、スタジオカメラや防犯カメラに映った映像を記録するような感じです。
カメラの使い方と自撮りの方法のまとめ
以上が、VRChatでのカメラの使い方と自撮りの方法、そして録画のやり方を紹介しました。
晴間はる
ポイントをまとめたよ!
- カメラで写真を撮るには、メニューからPhoto Cameraを呼び出す
- 撮影した写真は【ピクチャ】フォルダ内の【VRChat】フォルダに保存される
- 自撮りモードはCycle Movement BehaviourでLook at Meに変更する
- Cycle Movement SpaceのWorld Spaceモードでカメラの位置を固定できる
色んなワールドがあり、また十人十色のアバターの姿をしたユーザーが行き交うVRChat。
普段は現実世界でカメラを持って歩かないという人でもきっと写真撮影を楽しめると思いますので、ぜひいろいろな場所に行ってシャッターを切ってみましょう!