Bybitは手数料負けする取引所?Bybitの手数料について詳しく知りたい。
本記事では、そんな方のために
- Bybitは手数料負けする?
- Bybitで手数料負けする取引方法
- Bybitでかかる手数料一覧
- Bybitの手数料負けを回避する方法
- Bybitの手数料負けについてよくある質問
上記について解説していきます。
Bybitは仮想通貨取引所の中でも手数料が安く、トレードを頻繁に行う中級者以上の方ご用達の取引所です。
利用ユーザーが多く、取引高も多いため、取引しやすい環境が整っている取引所といえるでしょう。
もくじ
Bybit(バイビット)は手数料負けする?
Bybitはかかる手数料を把握していれば、基本的に手数料負けすることはありません。
そもそも手数料負けとは、取引で得た利益よりも支払う手数料の方が高い状態を指しますが、Bybitは手数料が安い取引所です。
そのため、Bybitの手数料を把握し、無駄に支払う動作をしなければ手数料負けはしないでしょう。
Bybitはデリバティブ取引の手数料が「Maker:0.01%、Taker:0.06%」と、他の取引所に比べると安いです。
例えばBinanceは取引手数料が一律0.1%なのでBybitより高く、手数料負けする可能性が高くなります。
その点Bybitは取引手数料が安いので、手数料負けする確率を減らせるでしょう。
Bybi(バイビット)でかかる手数料一覧
Bybitで手数料負けをしないためには、Bybitで発生する手数料を把握しておかなければいけません。
Bybitで発生する手数料は下記の6種類です。なお、入金手数料は仮想通貨入金だと無料です。
- 入金手数料(クレジットカード入金)
- 出金手数料
- 取引手数料(現物・デリバティブ)
- 両替手数料
- 資金調達料
- 決済手数料
1つずつ解説していきます。
入金手数料(クレジットカード入金)
Bybit(バイビット)はクレジットカード入金に対応しており、仲介にプロバイダを挟んで行います。
その際プロバイダに手数料を支払う必要があり、かなり高いです。
入金手数料に関してはBybitに支払う手数料ではありませんが、手数料が発生するため本記事では記載しました。
割高な手数料を支払いたくない人は、仮想通貨入金をおすすめします。仮想通貨入金であれば国内取引所からの送金手数料のみで済み、すべての仮想通貨を購入できます。
仮想通貨入金を行う方法は下記の記事でまとめています。
出金手数料
Bybitは仮想通貨を他の取引所へ出金する際に出金手数料が発生します。出金手数料は通貨によって異なり、主要通貨の出金手数料は下記の通りです。
- BTC:0.0005BTC
- ETH:0.005ETH
- USDT(ERC20):20USDT
- USDT(TRC20):10USDT
- XRP:0.25XRP
- EOS:0.1EOS
- DOGE:5DOGE
- DOT:0.1DOT
Bybitは出金手数料をユーザーが支払う代わりに、マイニング手数料はBybitが負担してくれます。
取引手数料(現物・デリバティブ)
Bybitの取引手数料は現物とデリバティブで異なります。
取引方法 | 指値注文(Maker) | 成行注文(Taker) |
---|---|---|
現物取引 | 0.1% | 0.1% |
USDT無期限契約 | 0.01% | 0.06% |
インバース無期限契約 | 0.01% | 0.06% |
インバース型先物 | 0.01% | 0.06% |
- 指値注文(Maker):取引板に表示されていない価格で注文を出す
- 成行注文(Taker):すでに取引板に表示されている価格で注文を出す
両替手数料(コンバート)
Bybitは証拠金にしたい仮想通貨がウォレットにない場合、Bybitで両替(コンバート)ができます。両替手数料はその際に支払う手数料です。
主要通貨の両替手数料は下記の通りです。
- BTC:0.1%
- ETH:0.1%
- USDT:0.1%
- XRP:0.5%
- EOS:0.1%
両替手数料は少し高いので、できるだけ取引所で購入しておくとよいでしょう。
ファンディング手数料(資金調達料)
Bybitは8時間に1度、資金調達料と呼ばれる手数料が発生します。
資金調達率とは、最終取引価格を現物取引に近づけるためにロングポジション保有者とショートポジション保有者で交換される手数料のこと。
下記の時間に資金調達率が発生し、発生する時間にポジション保有していると手数料がかかります。
- 午前1時
- 午前9時
- 午後17時
資金調達率はポジションを保有していなければ手数料はかからないので、3つの時間を意識してポジションをできるだけ保有しないようにしましょう。
また、資金調達率はプラスかマイナスかによってどちらのポジションが手数料を払うのか、受け取るのかが決まります。
ロングポジション保有者 | ショートポジション保有者 | |
---|---|---|
プラス | 支払う | 受け取る |
マイナス | 受け取る | 支払う |
資金調達料を確認する方法はBybitのトレード画面から確認できます。
トレード画面で資金調達料を確認したい通貨ペアを選択します。
すると、画面上部に資金調達率が表示されます。
資金調達率を利用して年利30%以上の仮想通貨を稼ぐ方法も解説しているので、あわせてお読みください。
決済手数料
決済手数料はBybitで先物取引をした際、決済時に0.05%の手数料がかかります。
手数料がかかる場合は、先物取引で期日までに決済されなかった時です。
Bybit(バイビット)の手数料を計算する方法
Bybitで手数料負けしたいためには、発生する手数料を把握しておく必要があります。
ただ、取引手数料は計算が難しく、計算方法に迷う方もいるでしょう。本記事では初心者向けに取引手数料の計算方法も解説します。
取引手数料の計算方法は下記の式で求めます。
注文価格にそれぞれの取引手数料率をかけることで取引手数料を求められます。
注文価格は下記の式で求められます。
- 指値注文
- 10,000BTC/USDのポジションを契約
- 10,000÷8,000×0.01%=0.000125BTC
取引する際にすぐ見返せるよう、ブックマークに入れておきましょう。
Bybit(バイビット)で手数料負けする取引方法
Bybitで手数料負けするのには、成行注文(Taker)が原因です。成行注文をした場合、取引手数料を0.06%を支払う必要があります。
さらに、手数料の支払いは1回の取引に「注文・決済」で2回発生するので、支払う手数料は0.12%になります。
1度の成行注文では手数料負けは起こらないかもしれませんが、何度も繰り返したり両替をしたりすると、手数料負けにつながるでしょう。
また、相場が大きく下落した際は手数料負けが確定するので、トレードするタイミングは重要です。
- 成行注文を繰り返す
- 両替を頻繁に行う
- 資金調達料を意識していない
- 下落相場で決済する
Bybit(バイビット)の手数料負けを回避する方法【裏技アリ】
Bybitは手数料負けする場合もありますが、手数料負けを回避する方法もあります。
- 指値注文(Maker)で取引をする
- まとめて出金する
- 資金調達料を把握しておく
- 国内取引所からの送金手数料を抑える
- キャッシュバックサービスを活用する【裏技】
- Bybitより手数料が安い取引所を使う【ここが安すぎる】
1つずつ解説していきます。
指値注文(Maker)で取引をする
成行注文だと手数料が0.06%と高いため、できるだけ指値注文をしましょう。
指値注文なら手数料が0.01%に抑えられ、わずかな手数料で済みます。実際に成行注文と指値注文では下記のような差があります。
成行注文
- 10,000BTC/USDのポジションを契約
- 10,000÷8,000×0.06%=0.00075BTC
指値注文
- 10,000BTC/USDのポジションを契約
- 10,000÷8,000×0.01%=0.000125BTC
繰り返えば繰り返すほど手数料分の差が開き、大きな利益を逃すことになるので、できるだけ指値注文をしましょう。
まとめて出金する
Bybitは出金手数料がかかるため、出金する際はまとめて出金しましょう。
回数を分けて出金するとその都度手数料がかかり、送金先に残る量が少なくなってしまいます。
ビットコイン1回分の出金手数料は0.0005BTCで、3回に分けて出金すると0.0015BTCの手数料がかかることになります。
利益を残すために1度で出金を済ませましょう。
資金調達料を把握しておく
資金調達料はポジションを保有している時に発生します。
資金調達料が発生する時間にポジションを保有していなければ手数料は支払わなくて済み、資金調達料のプラスマイナスによっても左右されます。
ロングポジ保有者 | ショートポジ保有者 | |
---|---|---|
プラス | 支払う | 受け取る |
マイナス | 受け取る | 支払う |
ポジションを保有している場合は、手数料を支払う側なのか、受け取る側なのかを把握し、調整するとよいでしょう。
国内取引所からの送金手数料を抑える
Bybitの直接的な手数料ではないですが、Bybitに入金するには仮想通貨取引所からの入金が必要となり、基本的に国内取引所からの送金が主流です。
国内取引所からの送金手数料を抑えるには「GMOコイン」を利用しましょう。
GMOコインは仮想通貨の送金手数料が無料で、通貨の量を減らさずにBybitへ入金できます。
海外取引所を利用する際に便利な取引所なので、下記の公式サイトから口座開設をしておきましょう。
キャッシュバックサービスを活用する【裏技】
実は、Bybiにtはキャッシュバックサービスがあります。
Coinbackというサービスで、登録してBybit口座と紐付けをするだけで取引手数料の30%をキャッシュバックしてくれます。
よくある怪しいサービスではなく、Bybitと公式提携をしているため、安心して利用できるでしょう。
Coinbackに登録後の取引手数料は下記のようになります。
- 指値注文(Maker):0.01%→0.007%
- 成行注文(Taker):0.06%→0.042%
無料で30%のキャッシュバックを受けられるため、登録しないと永遠に損をするでしょう。
Coinbackの登録方法やBybitとの紐付け方法は下記の記事で解説しているので、お役立てください。
Bybitより手数料が安い取引所を使う
Bybit(バイビット)より手数料の安い取引所を利用するのも1つの手です。
Bybitでしか取り扱っていない通貨を取引したいならこの手は通用しませんが、ビットコインやイーサリアムのような主要通貨なら別の取引所を利用するのもアリです。
具体的には「BITNEXT」という取引所は取引手数料が安く、Bybitより手数料負けをする可能性を下げられます。
BITNEXTの取引手数料
- 指値注文(Maker):無料
- 成行注文(Taker):0.05%
BITNEXTの強みとして、指値注文なら手数料がかかりません。
ただ、まだサービス開始したばかりで取扱通貨が少なく、取引板もBybitに比べると薄いでしょう。
BITNEXTの詳細や評判は下記の記事で解説しています。
Bybitの手数料負けについてよくある質問
Bybit(バイビット)の手数料負けについてよくある質問をまとめました。
Q
Binance(バイナンス)とBybit(バイビット)の手数料比較を教えて
A
Bybit | Binance | |
---|---|---|
入金手数料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨によって異なる | 通貨によって異なる |
取引手数料 | Maker:0.01%、Taker:0.06% | 一律0.1% |
Binanceは手数料割引ができるとはいえ、取引手数料が一律0.1%なので少し高いです。
Q
Bybit(バイビット)に銀行振込した際の手数料は?
A
Bybitに銀行振込で入金した際は、銀行によって異なる手数料が発生します。
しかし、日本はBybitへ銀行振込できず、仮想通貨入金かクレジットカード入金のみになります。
手数料負けを意識するなら仮想通貨入金がおすすめです。
Q
Bybit(バイビット)は長期保有に適している取引所?
A
Bybitは長期保有に適している取引所です。なぜならセキュリティが高く、長期保有と相性がよいステーキングサービスがあるからです。
Bybitのステーキングは通常とは違い、いつでもロック解除できます。そのため、売りたいときに売れない心配をする必要がありません。
ただ、Bybitで長期保有する際は1つ注意点もあり、詳しくは下記記事で解説しています。
Q
Bybit(バイビット)の手数料を確認する方法は?
A
Bybitの手数料はほぼ決まっており、確認する必要はありません。
- 入金手数料:仮想通貨入金なら無料
- 取引手数料:指値注文は0.01%、成行注文は0.06%
- 出金手数料:0.0005BTC
- 両替手数料:BTCは0.1%
資金調達料のみプラスかマイナスかによって手数料を支払うか決まります。
資金調達料はBybitのトレード画面上の「資金調達料」から確認できます。
Q
Bybit(バイビット)は手数料が高い取引所なの?
A
Bybitは手数料の高い取引所なのか、他の取引所と比べてみました。
取引所 | 入金手数料 | 出金手数料 | 取引手数料 | 送金手数料 |
---|---|---|---|---|
Bybit | 無料 | 通貨によって異なる | メイカー:0.01%テイカー:0.06% | 無料 |
Binance | 無料 | 通貨によって異なる | 一律0.1% | 無料 |
Coincheck | 銀行振込は無料 | 日本円出金407円 | 無料 | BTC:0.005BTC |
bitbank | 無料 | 550円/3万円以上は770円 | メイカー:⁻0.02%テイカー:0.12% | BTC:0.006BTC |
bitFlyer | クイック入金(住信SBI:無料) クイック入金(住信SBI以外:330円) | 220〜770円 | BTC:0.01~0.15% | BTC:0.0004BTC |
全体的に他の取引所と比べても安いとわかります。
Q
Bybit(バイビット)の手数料変更された?
A
Bybitは以前、指値注文の取引手数料が変更されました。
- ⁻0.025%→0.01%
マイナス手数料がなくなったのは痛いですが、まだまだ取引所の中でも手数料は安いです。
結論:Bybitは手数料負けしない!
Bybitで手数料負けしないためには下記の要点を意識しましょう。
- 指値注文(Maker)で取引をする
- まとめて出金する
- 資金調達料を把握しておく
- 国内取引所からの送金手数料を抑える
- キャッシュバックサービス
Bybitは他の取引所と比べて全体的に手数料が安く、より利益を残した状態で取引できるでしょう。
また、さらに手数料の安い取引所で取引したい場合は「BITNEXT」で取引するのもおすすめです。
Bybitのすべてをまとめた記事もあるので、Bybitでどのようなことができるのか知りたい方はあわせてお読みください。